小児発達外来「どんぐり診療所」へようこそ
院長挨拶
平成28年4月に「どんぐり診療所」を開きました。もともと私は愛知県で小児科医として働いていましたが、15年前に国立療養所富士病院(国立病院機構静岡富士病院 富士宮市上井出)に赴任し定年まで勤めました。静岡富士病院では発達障害児の外来診療を担当してきました。静岡富士病院は平成29年秋に同じ国立病院機構の静岡医療センター(駿東郡清水町)に移転統合しました。
静岡県東部には発達障害の診療機関が少ないので、この地域で発達障害の診療を続けようと考え、放課後デイサービスの事業所「サン・ビレッジ」の一室を借りて「どんぐり診療所」を開きました。令和2年5月末からは、「サン・ビレッジ」の施設移転とともに診療所も新築移転いたしました。
診療対象は、引き続き発達障害を疑われる幼児からおおよそ高校生までとなります。
子どもたちが受診するきっかけは、幼児であれば「視線が合わない、ことばが遅い、多動で落ち着きがない、園生活になじめない」、学齢児であれば「授業を落ち着いて聴けない、学習に困っている、仲間とトラブルを起こす、不登校になった」などです。受診する子ども達の大半は特別な学校や学級ではなく通常の園生活、通常の学校生活を送っています。保護者の方々は「なぜうちの子はできないのか、なぜ他の子と違うのか、」と悩みます。
「どんぐり診療所」では、まずきちんと診断をして保護者の方々に子どもさんの理解を促すことを大切な柱にします。
そして治療の方針を立てますが、医療でできること(場合によっては薬物治療など)をおこなうとともに、通っている園や学校との連携、そして必要ならば福祉関係者と相談をしながら子ども達の自立に向けての支援を考えていきます。
私がこの診療所を放課後等デイサービス事業所に開いたのは、医療以外の分野の人たちと力を合わせて子ども達と保護者の方々のサポートをしたいと考えたからです。
さらに、今回の新築移転に併せまして、非常勤医師の診療日を新たに設け、診察の拡充を図り、受診児者の発達支援と保護者のさまざまな相談支援に応じられるようになりました。
どうぞ遠慮なく「どんぐり診療所」をご利用ください。
令和2年6月 どんぐり診療所院長 安田 寛二